Flower shower

作詞作曲 神谷樹

日陰に置いても花は育つよ
ふやけた幸せ閉めきった部屋で
 
きみの名についた花が
季節を変えていく
砂埃に霞む街も
にじんだ
 
あれから
枯れてしまった花の束
捨てるためだけに編んだみたいだ
呼び名すら変わってしまう
遠ざかる影
小さく並ぶ愛のあかし
わざと見ないふりした
 

あと少し踏み出せれば
あるいは
踏み出さなければ
別の世界でふたりは
ここに立っていたのかも
 
光に溺れる午後
息を潜めた傷を撫で
長すぎるさよなら 軽くすませた
 
 
あれから 
日向を知った花の束
変わってく色をどう例える
から騒ぐ人に混ざり溶けてゆくだけ
 
色褪せた花の名前で呼んでみる
見掛け倒しの愛を喰んで
これからずっと空回る
賑やかな街
笑顔作って投げた花を
風が吹いて散らした